筋肉には白筋と赤筋があります。
白い筋肉は、瞬発力があり、速筋ともいわれます。筋肉は太くなります。
赤い筋肉は、持久力があり、遅筋と呼ばれます。筋肉は太くはなりません。
赤い筋肉は、酸素をつかってエネルギーにかえるミオグロビンという物質が多く、その色素から赤いのです。
赤い筋肉が多ければ基礎代謝が増加するのでダイエットには効果的です。
ではどうやって赤い筋肉を増やせばいいのかということですが、ゆっくりと継続的な動きをしながら、酸素をしっかり補給していけばいいのです。赤い筋肉の特性を使うトレーニングをすれば、赤い筋肉は増えていきます。
太極拳、 おしゃべりしながらできる程度のジョギング などもいいでしょう。
ヨガもいいです。
いずれも有酸素運動でゆっくりと長く継続するトレーニングです。鍛えられる筋肉は、赤筋なので太くムキムキになることもありません。
逆に 瞬発力をきたえたければ、白い筋肉の特性に合わせ、いっきに力をいれるようなトレーニングを続けることで白い筋肉は育ちます。
バーベル上げなどは、一瞬で力を発揮する運動です。見た目もムキムキなので、わかりやすいですね。
スクワットでも瞬発的に行えば白筋を育て、ゆっくり、回数多く、持続的に行えば赤筋を作ります。
ダイエットしたり 持久力をあげたり 心肺機能を強くするには 赤筋をトレーニングするといいでしょう
持久力に関係するという点において、身体の部位でも 長く姿勢を維持するための背中の筋肉(脊柱起立筋群)、や体の中で長く働き続けている心臓、肺なども赤い筋肉の割合が多いのです。