ヨガを毎日のようにしているおかげか、筋力の衰えも、身体の不調に困ることもなく、それは当たり前と思っていました。
つらかった肩こりも、ギックリ腰(腰痛予防体操はこちらの記事)も、遠い昔のこと。風邪をひきやすかった若いころには想像もしなかった元気さです。
年中無休で風邪もひかずに家事や仕事に頑張れるのは、本当にヨガのおかげです。
ところが、ついに、ホットフラッシュになってしまいました。
知ってはいたのですが、あの、更年期の女性に有名な、急に「暑い~!」(そして汗)です。
忙しい人には更年期の症状は来ないから大丈夫などと聞いていたので、まさかという感じです。
困りました。
ホットフラッシュは、「暑い~!」かとおもいきや、「寒い~!」も来るのです。(私の場合)
扇風機を自分にがんがんあてたあと、すぐに毛布にくるまるような、滑稽さです。
夜も、寝ていて、暑い寒いで、2時、4時と目が覚めて、寝付けない。
ホルモンバランスの乱れだから、しかたないか・・・
と、あきらめかけていたのですが、何かに集中することもできず、困るので何とかしなきゃと。
そこで、思いついたのが呼吸です。
って、いままでヨガで呼吸してるじゃない!と言われてしまいそうですが・・・確かに、ヨガは「呼吸して~吸って~吐いて~」を、言わない日はないです。
ところが、自分は指導のほうに力を入れすぎて、ポーズなどを教えながらも、永遠と説明をし、さらにはアジャスト(姿勢を直す手助け)をしているので、ずっと自分自身の呼吸はとても浅くおろそかになっていたんですね。
自主トレーニングでも、途中で次のレッスンのためのメニューを思いついてしまい、メモを取ってしまうので、集中してヨガに取り組む時間には、なっていなかった。(「医者の不養生」というには、おこがましいですがまさにそれ)
そこで、原点に立ち返り、自分自身もしっかり呼吸を重視したヨガを行うように、心改めました。(忘れていたんですねえ)
すると、あのつらかったホットフラッシュは、ぴたっとなくなったのです。一晩ちゃんと眠れたわ、というのが2週間続いています。変な汗もかかない。
これは、効いている。つまり呼吸でホルモンの乱れから来る、自律神経のバランスの乱れを抑えることができているのだと確信しました。
つらいホットフラッシュがぴたっと止まって2週間、呼吸を再認識しトレーニングし始めたのも2週間ほど前からなので、即効性があるのだと思います。
誰でもこのように効くかは保証できませんが、もしも、困っていたら、ぜひ呼吸をしてみてください。
どんなふうに実践したかを備忘録として書いて置きます。
毎回レッスンのはじめに、5分程度のプチ座禅を生徒さんと行います。そのとき、かならず呼吸のリズムを変えないで、吸う息を3秒、吐く息を3秒にそろえて、自然呼吸をします。
生徒さんには毎回このアドバイスをしますが、そのあと、私は、いままでレッスンメニューをチェックしたりしていたのです。それを改め、ちゃんと短い時間でも、胡坐をかいて一緒に呼吸をするようにしました。
そして、ヨガを指導するときは指導に集中します。自分がヨガしていては仕事にならない(笑)
ただ呼吸と動きを合わせて、ひたすら連続して動く時間が、たまにあるのですが、その時には、一緒に呼吸に集中してレッスンに参加します。(5分から10分程度)
自主トレーニングでは、初心に帰って、呼吸に集中したヨガの時間を60分程度。(やっぱりメモは取ってしまうのですが、途切れても、また呼吸に集中します。)
こんな感じですが、ほぼ毎日呼吸に集中する時間をとるようになったのが効いたのかもしれないです。
栄養ドリンクを飲むのと同じくらい!?(笑)呼吸の時間を大事にするようになりました。
ですので、毎日、5分でいいので、吸う息、吐く息をそろえて、目を閉じて呼吸するといいと思います。ヨガをするときには、とくに呼吸に集中して、繰り返す。これだけで自律神経のバランスに効きます。
副交感神経が優位になる時間を確保することがポイントです。
さらに言えば前屈の姿勢は副交感神経が優位になりやすく、リラックスできるので、「前屈の姿勢(ポーズ)をして、呼吸をし、そのあと後屈の姿勢をセットにして呼吸をする。」バランスよく行うと効果的です。
ストレス解消にも本当に効くようで、生徒さんがストレス性の肌荒れになやんでいたのですが、治って来たようです。嬉しい