結局、Amazon Fire TV Stick が一番使いやすいと思う(今のところ)蓋があかないときは、手のひらで挟んでずらすとうまくいくw

最近ですが、ガジェット三昧しております。

そして元気です♪

iPhoneをジンバルにつけて「ぬるぬる」の動画を自己満足的に撮影し(未発表w)、昨年末のペイペイ祭りで購入したハイエンドパソコンで毎日「フォートナイト」をし、顔の見えない「フレンド」を作りました。

今面白いのはやはり「YouTube」

メディアに侵されない、言論の自由となる最強の武器になりましたねw

テレビはデバイスとしての役割は残っても、力を持つのはもはや個人、テレビ局の声はもう若者には届いていないような気がします・・・

就活担当者さえ、「テレビ見てください」というくらい、若者はテレビを見ませんw

見ているのは「YouTube」

遊ぶのはスマホ

ゲーム、映像、音楽はプラットフォームの主流争いが続いています

今のところ映像は「NetFlix」音楽は「Spotify」が強そうですねw

そこで、映像に関しては、スマホでみるよりテレビのほうが見やすいこともある。

(家族と一緒に見たいときなど)

そこでおすすめは、AmazonのFireTVStickですw

クロムキャストもいいですが、FireTVstickもなかなか使いやすい。

一時は、YouTubeが見づらい仕様になっていましたが、今はもう超簡単です!!!

ぜひ使ってみてください。

唯一のウイークポイントは、蓋があきにくいwww

電池の入れ替えの時には、ぶっ壊したいくらいの衝動になりますw

それを見て、冷静なうちの息子の裏技を備忘録に書いておきます。

FireTVStickの蓋があかないときは「手のひらで本体を挟んで前後にグイっと滑らせる」これがコツになりますw ぜひお試しくださいw

安いのは、Fire TV Stick – Alexa対応音声認識リモコン付属

4kテレビなら、Fire TV Stick 4K – Alexa対応音声認識リモコン付属

 

では、ここからテレビでYouTubeをみる手順です♪

①まずテレビ端子のHDMIを探してください(側面とか裏側とかにあります)

これが「HDMI」端子

FireTVStickをアマゾンで購入したら、まずこちらにつなげますw

テレビのリモコンで、テレビ画面の入力切替をして、HDMI1につなげたら、入力切替1、3なら3にしましょう。

FireTVStick電源につなげると、起動して設定画面が出てきます。

指示通りに、WiFiのパスワードなどを入れるなどの設定を進めるとこのようにホーム画面が出てきますw

 

②FireTVStickのリモコンで、「アプリ」を選択、クリックしましょうw

YouTubeのアプリを選択します。

③画面がこのようになりますので、ここで「ダウンロード」をクリックします。

 

④インストールが終わったら「開く」をクリック

⑤暗証番号(PIN)の設定をしている場合はここで入力

「ログインしないで」でも大丈夫。どちらでもOKなのでクリックして進みましょう

(ログインすれば、自分が登録した動画などをすぐに出すことができます)

これで「YouTube」を見ることができますw

検索の文字入力は少し手間がかかりますが、たまに家族に見せたいものがあればこれで大きな画面で「見てみて~」と話題の共有ツールになりますw

同じ要領で、「TVer」「NetFlix」も使えるのでとても便利www





もちろんアマゾンプライムに入っていればプライム動画もサクサク見ることができます。テレビの放映時間に合わせないで、自分の時間に合わせて映像を楽しむことができるので、便利です。もうテレビ録画も必要ないです♪

 

 

カテゴリー: TV

IQ188が、ツイッターでトレンドになっていた。気になる話題


IQ188の人の話、ツイッターで話題になっています。

私も昨日たまたまテレビで(途中から)見ました。

なぜツイッターでトレンドになっているのか、ざっくりいうと・・




IQ188の子供の親が、たまたま教育に無関心、大学いかなくていいよという助言のもと、大学に進学せずに、プログラミングの専門学校で学ぶ。
全部習得して、つまらなくて半年で中退。
そこで、就職するも、高卒ということでコールセンターに回されて、能力発揮できず。さらに、アメリカでチャレンジ、大学卒業の学歴がないのであいてにされず帰国。現在、無職で23歳。今から地方大学への進学をめざしている、ということでした。

IQの高さは、Mensa(メンサ)よりも上の階級に達していて(なんていう階級だったか覚えていませんw)、独学で交響曲はかけるし、習いもせずにピアノは弾けるし、絵もプロ級。大学レベルの物理まで理解し、小学生で相対性理論を理解したという。

なのに、無職。ということで、「親毒」とか、「学歴社会が悪い」とか、厳しいワードが飛び交っています。

いや~他人事でも熱くなるのはわかる。こうして私もブログに書いてしまってるし。

で、自分を振り返ると、、、(IQは別として)

私の親も、教育熱心ではなかったので、

「女の子だし、普通に結婚して幸せになれ~」という感じでした。

何かやりたくても、今のように情報を手に入れずらく、何もない状態で、一人もがいて、かなり遠回りをして、人生、すべて後手、後手という感じでした。IQ188の彼のような才能はなかったものの、人生手探り、遠回りの経験があります。(いまだに無駄にあれこれ挑戦しています。)

でも、いろいろできてよかったと思っています。無駄ないろいろが、すべていい形で今の自分の糧になっていると思います。

 

IQ188の彼の件にもどると・・




「普通であればいいと思っている」と語る彼の母が批判されていているんですが・・

親が子供に対して、「健康で元気で、自立できていればそれで十分」と、愛情からの言葉だったのではないかなと思います。

たしかにIQ188の子供の才能を放置したかもしれないけれど、愛情をそそいで育ててきたのだから、ちょっと時間がかかっても、あとは本人が人生を切り開くでしょう。

彼も、親を悪く思ったりしないでしょう。

母親というのは、自分の子供がアインシュタインでなくても、モーツアルトでなくてもいいんです。

生きていてほしいだけ、それだけです。

「ナポレオンの母」は確かにすごかった。けれども、息子を思う母心、元気で生きていてほしいという普通の母親の部分は同じだったのではないかと思うんです。

彼の人生はまだこれからだし、無駄になっていないと思います。ツイッター社会の皆さんの「おしい」と思う気持ちもわかります。ですが、大丈夫でしょう(笑)

彼の幸せという点においても・・思うんですが、人生って何を成し遂げても、成し遂げなくても、それと、幸せはあまり関係ないと思うんです。

たとえば、人生の最期に、何を思いながら過ごすのか?私はひたすら家族のことだけだと思います。

なので、生きているときも、幸せかそうでないかは、人間関係に尽きると思うのです。

家族だったり、友人だったり、オンラインゲームにそれを見出すひともいるかもしれないけど、最近はそれで成立する例もあるみたいだし。

私は人見知りなので、人が苦手です。これを言うといつも生徒さんに「うそ~」っといわれますが、しばらくすると、私の臆病さや気の小ささを知られ、納得されますwww

ですので、ヨガのインストラクターでもやっていないと、ず~っと誰とも会わずに過ごしてしまいます(笑)来ていただいている生徒さんには感謝しかないです。



香里園でヨガ教えています。

カテゴリー: TV

この映画がおすすめ「search / サーチ」SNSの恐怖。見終わったらすぐに家族会議をしたくなる!

私は、アマゾンプライムで、ビデオをレンタルして、よく映画を見ます。

最近見た映画が、おもしろかったので備忘録

「seach / サーチ」

これは、SNS使う人、さらに子どもを持つ親なら、絶対に見ておいたほうがいいと思った映画です!

SNSの恐怖です。



知らず知らずに、巻き込まれているかもしれないSNS。見終わったらすぐに家族会議するかもしれません。

高齢者を持つ家族は、「オレオレ詐欺」
子供を持つ家族は、「SNS」
一人暮らしなら、自分の身をどうやって守るのか
をしっかり考えたくなる。

最後は、ハッピーエンド(後味悪くない)なので、サスペンス嫌いな人も大丈夫。

YouTubeにあった予告動画を貼っておきます。(下) 怖そうな予告だけど、ホラーじゃないです。予告はキャッチーな感じに仕上げているけど、映画の内容は、もっとためになります。繰り返しますがホラーみたいな怖さはないので大丈夫!むしろ、もっと現実的に怖いです・・・

ざっくり、どんな話かというと

アメリカに住む、16歳の女の子が、突然行方不明になります。

必死になって親は探します。

しかし、パソコンを探すも、娘のパスワードがわからない。
親しい友人など知らない。
娘は、
いつのまにか自分の知らない行動をとっていた。

このあたりの恐怖はもう、他人ごとではないです!

そして、信じていた人の裏切り、さらに、想像もしなかった真実

スピード感もあり、一気に終盤まで映画に入り込むことになります。

そしていつの間にか自分がインターネットを駆使して、探してるような気持ちになってきます。

映画のなかで、ネット画面を見ながら、試行錯誤し、
「検索するのか、キャンセルするのか、クリックするのか、しないのか」と、見る者と一体化します。

そこ!あきらめないで、もう一回検索して!
とか、叫びながら見てしまう。(笑)

ぜひ見てください!無駄な時間にはなりません。保証します!そしてレンタル数百円の数倍もとがとれる経験になります。



香里園でヨガ教えています。

カテゴリー: TV

Earth to Echo アース・トゥ・エコー 似たような映画あるけど、安心して楽しめた。個人的には星5つの映画です。

映画を見るのが大好きなので、これも備忘録として書いておきます。本当は、映画の趣味の合う息子と一緒に、驚いたり、興奮したり、怖がったりするのが一番楽しいのですが、最近は息子が東京勤務ということで、映画をみる気持ちになれず、つまらない日々です。

でも、英語の勉強のために、同じ映画を何度もみて、耳を鍛えるといいと、英語の先生に言われたので、何度も見れるような映画をアマゾンプライムで映画を探しました。


子供たちが主役の映画なら、少しは言葉が易しいかもと、たまたま選んだのがこの映画。 英語を鍛えるために字幕を消してこんな感じでみることになります。 (操作で消せなかったので画面に紙を貼りました)はじめから、耳と映像を頼りに見ることに。

甘く見てたわ。もうちょっと分かると思ってたけど。英語字幕があればマシかも(泣)耳がもう〜とにかく・・・

「1年毎日1時間英語のドラマや映画」で、ど〜っとわかるようになるらしいですが、できないわ〜と思いながら、しばらく見ていました。




だけど、この映画、面白かったんです。

映像からストーリーを想像しながら見ていたのですが、もう、夢中で見ていました。細かなことはわからないけど、ただ楽しかったです。

少年少女のこの時期のアメリカ映画って好きです。

SUPER8 /スーパーエイト とかも似ているんですが、この感じは好きなジャンルです。 アース・トゥ・エコーの最後のエンディングの歌がまた良かったです。 最高です♪(笑)歌いたくなってしまいました。おっ!これは発音の練習にもいいのでは?(笑)

久しぶりに楽しく映画みれました。

いやいや、この映画なんども見てリスニング鍛えるんじゃなかったっけ?

1回見たら、2回見れないタイプだからだめだ・・・

Counting stars / OneRepublic

Lately I been, I been losing sleep
Dreaming about the things that we could be
But baby I been, I been prayin’ hard
Said no more counting dollars
We’ll be counting stars
Yeah, we’ll be counting stars
I see this life
Like a swinging vine
Swing my heart across the line
In my faces flashing signs
Seek it out and ye shall find
The old, but I’m not that old
Young, but I’m not that bold
And I don’t think the world is sold
I’m just doing what we’re told
I, feel something so right
Doing the wrong thing
I, feel something so wrong
But doing the right thing
I could lie, could lie, could lie
Everything that kills me makes me feel alive
Lately I been, I been losing sleep
Dreaming ‘bout the things that we could be
Baby I been, I been prayin’ hard
Said no more counting dollars
We’ll be counting stars
Lately I been, I been losing sleep
Dreaming ‘bout the things that we could be
But baby I been, I been prayin’ hard
Said no more counting dollars
We’ll be, we’ll be counting stars
I feel the love
And I feel it burn
Down this river every turn
Hope is a four letter word
Make that money
Watch it burn
Old, but I’m not that old
Young, but I’m not that bold
And I don’t think the world is sold
I’m just doing what we’re told
I, feel something so wrong
But doing the right thing
I could lie, could lie, could lie
Everything that drowns me makes me wanna fly
Lately I been, I been losing sleep
Dreaming about the things that we could be
Baby I been, I been prayin’ hard
Said no more counting dollars
We’ll be counting stars
Lately I been, I been losing sleep
Dreaming ‘bout the things that we could be
But baby I been, I been prayin’ hard
Said no more counting dollars
We’ll be, we’ll be counting stars
Take that money and watch it burn
Sink in the river the lessons I learned
Take that money and watch it burn
Sink in the river the lessons I learned
Take that money and watch it burn
Sink in the river the lessons I learned
Take that money and watch it burn
Sink in the river the lessons I learned
Everything that kills me makes me feel alive
Lately I been, I been losing sleep
Dreaming ‘bout the things that we could be
Baby I been, I been prayin’ hard
Said no more counting dollars
We’ll be counting stars
Lately I been, I been losing sleep
Dreaming ‘bout the things that we could be
Baby I been, I been prayin’ hard
Said no more counting dollars
We’ll be, we’ll be counting stars
カテゴリー: TV

湊かなえはやっぱり面白い。ドラマ「リバース」、映画「少女」ともによかった。

今、TBSでドラマ「リバース」やっていますね。

面白いです。

湊かなえが原作なので、楽しみにしていたドラマです。初回を見て、我慢できず本屋さんに走りました。

ネタバレになってしまうので詳しくは書けないですが、期待を裏切らない結末でした。




親友の広沢(小池徹平)を旅先の交通事故で亡くした深瀬(これが藤原竜也)に沸き起こる疑問。

「事故じゃなかったのかもしれない」

深瀬は広沢を深く知るために、彼の故郷を訪ねる旅に出ます。

自分の知らない広沢の姿にやきもちを妬いたり落ち込んだり、でも発見があったり救われたり。そして最後には核心となる人物に会うことになります。

すべてが解決したかに思われたとき、今まで気づかなかった重大な事実をしってしまう。そこで深瀬は、最悪の気持ちに向き合わなければいけなくなる。

さすがイラミスの女王。

この深瀬の立場にだけはなりたくないと強烈に感じてしまうのです。

でも、その恐怖はうっかり起きてしまいそうで、まったく他人事でもない怖さがあり、本を読み終わった後もしばらくつきまとわれてしまいます。

ドラマでは、小説を読んでいる人も楽しめるように、少し設定を変えていたり、新たな人物が出ていたり、映像の面白さで楽しめるようになっているので、結末を知ってしまっても十分楽しめます。ホームページでスタッフみたら、これは絶対見ごたえあるはずだと納得です。音楽もいい。

小説を読んで、結末を知っていても、最後のシーンは藤原竜也が一体どんな表情を作るのかも今から楽しみだし・・・

物語の結末はあっと驚く感じで期待を裏切らないという「リバース」ですが。小説でよかったのは、深瀬の心情が細かく描かれているところです。

深瀬の気持ちと広沢の過去の姿が、遠ざかったり近づいたり、青年期の誰でも抱くような自己肯定力のなさや友人との関係が、読んでいる自分と重なったりして、読み物として十分味わうこともできました。

それと似たような要素があるのが映画「少女」です。

映画の予告では、なんだかおどろおどろしい内容かと思うかもしれないですが、この予告とはまったくイメージの違う映画でした。

この予告は星5つが満点なら星1つ(個人の感想です)映画は星4つ。




映画は思ったより怖いシーンもなく、ある意味、安心してみることができます。悲しいことにもしっかり救いがあるし。(一部救えない登場人物はいるものの、主人公に近い人間はハッピーエンドに終わるので見やすいと思います。)

女子高出身であれば、なんとなく共感できるシーンがあちこちにあり、どこかノスタルジックな感じを抱いてしまいました。

物語は、いくつもの伏線を回収していくようなストーリーで、最後は登場人物の前向きな表情で締めくくられます。イラミスの湊かなえにしては後味の悪くない映画だったと思います。

「リバース」も「少女」もミステリーなんですが、どこか文学的な要素があるのが個人的にはよかったです。結末を見て終わりというだけでなく、人間ってそういうとこあるよね、という部分があちこちにあります。

カテゴリー: TV

ドラマ「リテイク」のエンディングに流れる Eaglesの「Desperado」歌詞

英語の発音を勉強しているときに、英語の歌を歌うことを勧められます。

そこで、自分なりに好きな歌をピックアップしていて、時々口ずさんでいます。




その中に、イーグルスの「Desperado」(デスペラード)があります。

だらーんと舌の力を抜いて、落ち着いてth、r、l、f、vの発音や、リエゾン(音のつながり)を意識しながら歌えば、それなりに歌えるので、お気に入りの曲です。

歌詞も味わい深く、英文のまま感じ入ることができる名曲です。

その歌が、たまたま深夜ドラマのエンディングで流れてきました。

あっ!これ好きな歌だ。

思わず一緒に歌ってしまいます。

でも、どうしてこの曲を流すんだろう・・・・

そう思って、歌詞を見直すと、なるほど、ここかあ・・・と、この曲を選曲した人の気持ちを察してみました。

ドラマのタイトルは「リテイク」(番組のホームページはこちら)

今から数年後の未来にタイムマシンが出来ています。未来人が現在を変えようとしてやってきます。現在を変えると、未来が変わります。それを阻止する部署がすでに現在の法務省にあるという設定です。やってきた未来人をみつけて、一刻もはやく捕獲しようとするドラマです。

SFなんですが、SFっぽくなくて、人情ものです。

やってくる未来人は、過去の自分や他人に干渉して、新たな人生のやり直しを画策する人々です。

タイムマシンがあったら、過去の、あの時点に戻ってやり直したい。だれもが思うことがテーマになっています。

そして、見つかった未来人は、まるで山田太一のドラマのようなあたたかいアプローチと説得で、収容所とされる別荘へ行くことになります。(タイムマシンは現在にはまだないので、タイムマシンが発明されるまで、数年、隔離されるのです。)一話ごと完結するドラマです。東海テレビの制作で、複数の脚本家によるようです。

主人公は、未来人を見つけて、説得する法務省の役人、筒井道隆です。久しぶりにドラマで拝見しましたが、あの、抑え気味のいい味が「あすなろ白書」のころを思い出します。もっと映画やドラマに出てほしいと思うのですが。ちょっとしか出ないところも、それはそれで、いい感じです。このドラマも深夜枠で、あまり知られていないかもしれないです。しかしレアものを見つけたような嬉しさがあります。

そんな、ドラマのエンディングの曲ですが、「未来人」を、「Desperado」と見立てたのでしょう。

さまよう未来人を、愛情をもって、諭(さと)す。この人間ドラマに、歌詞が重なります。

行き詰った人生、その原因であろう過去に執着し、それを変えようとして現代にやってくる未来人。結局は捕らわれ、別荘という名の収容所に送り届けられる。毎回そのラストシーンでこの曲が流れます。

まるで慰めるようなこの歌は、やってきた未来人の無念を癒す鎮魂歌でしょうか。

過去を変えようとする考えのみに捕らわれる様(さま)は、まさに、殻に閉じこもり、さまよう姿に似てると諭(さと)し、Your prison is walkin’  though this world all alone.と言っているようです。

タイムマシンがあったって「戻れないんだよ」と語りかけ、You ain’t gettin’ no youger. でしょうか。

ほら、見えてるはずのものに目を向けようよ、Now it seems to me, some fine things have been laid upon your table. But you only want the ones that you can’t get. という冒頭の歌詞も、胸を打ちます。

感慨深いドラマと、このエンディングの曲は、本当にぴったりです。

 

「Desperado」

(desperadoの直訳は、「ならず者」です。この歌の深い意味に開拓や戦争など歴史背景もあるのかもしれませんが、「歌」は、リリースされれば、作り手を離れ、独立して解釈されるもの。私がこの歌を聴くときは「いろいろあった人に呼び掛けている」と解釈しています。下記の和訳は、なるべく忠実に、私なりに訳したものですが、いい歌詞なので、よかったら読んでください)

Desperado(ならず者って呼ばれたお前、デスペラードよ)

Why don’t you  come to your senses? (目を覚まそうよ)

You been out ridin’ fences for so long now (ずっとフェンスにまたがったたままだぜ)

Oh, you’re a hard one(まったく、難しいやつだよお前は)

But I know that you got your reasons(お前の理由もわかるさ)

These things that are pleasing you can hurt you somehow(自分を満足させることが、自分自身を傷つけるってこともあるのさ)

 

Don’t you draw the queen of diamonds boy(ダイヤのクイーンなんて選ぶなよ)

She’ll beat you if she’s able(それはお前をいためつけかねないのさ)

You know the queen of hearts is always your best bet(ハートのクイーンが一番いいってわかってるだろ)

Now it seems to me, some fine things have been laid upon your table(ほらテーブルには、いいもの(カード)があるように思えるけど)

But you only want the ones that you can’t get(でもお前は手に入らないものを欲しがるんだ)

 

Desperado, oh, you ain’t getting no younger(デスペラードよ、お前はもう若くはなれないんだ)

Your pain and your hunger, they’re driving you home(痛みや空腹がお前を家に送り届けるさ)

And freedom, oh freedom well, that’s just some people talking(自由だって?自由かぁ・・そう、人は言うよな)

Your prison is walking through this world all alone(お前は檻(おり)のまま、ずっと一人で世界中をさまよってるのさ)

 

Don’t your feet get cold in the winter time?(冬には足が冷たくないか?)

The sky won’t snow and the sun won’t shine(空は雪も降らさず、太陽は照らしもしない)

It’s hard to tell the night time from the day(夜も昼も区別つかず)

You’re losing all your highs and lows(お前はすっかり感情の起伏を失ってるよ)

Ain’t it funny how the feeling goes away?(おかしくないかい?こんな感情がなくなってるなんて)

 

Desperado, why don’t you come to your senses? (デスペラードよ、目を覚ませよ)

Come down from your fences, open the gate(フェンスから降りて、門をあけろよ)

It may be raining, but there’s a rainbow above you (雨かもしれない、でも虹がかかってるさ)

You (had) better let somebody love you (誰かに愛してもらったらいいじゃないか、そうすべきさ

You (had) better let somebody love you (愛してもらえよ)

Before it’s too late(手遅れにならないうちに)




 

カテゴリー: TV

ストレスは悪くない ストレスからの「チャレンジ反応」は大きな成功のカギ 健康心理学者ケリー・マクゴニガル  





「ストレスはあった方が良い」と、思い込み、受け入れることが大切のようです。
思い込む力は侮れない、ストレスがあっても害にならず、むしろ成功するエネルギーに変えることができる。ポジティブな思考だけで寿命ものびる、そしてダメージはどう克服するか、心の作用について、今回はちょっと長いですが、まとめます。ぜひ我慢して最後まで読んでいただけると嬉しいです。
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世界一受けたい授業に、ケリー・マクゴニガルが登場しました。TEDにも出ている心理学者です。ヨガと癒しについての講義もDVDで出されていて見たことがあるので知っていました。ヨガのインストラクトも美しくこなす才色兼備な人気の心理学者です。

ストレスについて研究されていて、今回番組では、ストレスを悪いものだと思わないで、そのストレスから良い結果を生み出すことができると信じることの大切さを説いていました。

「ストレスはあった方が良いと思い込み、(ストレスを)受け入れる」こういう考え方を心理学ではマインドセットというらしいです。

ストレスは悪くないんだと思い込む、それがもたらす結果は、害どころか、逆にとてもいい結果を生じるらしいです。思い込むだけで結果が変わる。その思い込む力は侮れないといいます。

たとえば死亡率一つとってみても、ストレスは健康に悪いものだと思っている人は、思っていない人に比べて死亡率が高いらしいです。ストレスを害だと信じたとたんに、それが心不全などを引き起こすのだそうです。

つまりストレスは無害で、ストレスを悪と思ってしまうことが害になるストレス無害説

はっと、してしまいますよね。ほかの心理学の先生がこういっていたのを思い出しました。「辛いな」ということが、がんなどの病気を引き起こしてしうもの。嫌なことや、きつい仕事でも、「辛い」という思いがなければ大丈夫と。辛いという状況からは逃げたほうがいいと。

人間って本当に気持ちの生き物なんですね。「病は気から」ということわざもあるように、(何年も消えないことわざには真実があることがあるといいますが)実際、調査してみても、そう言えるようになってきているようです。

番組では面白い例を挙げていました。

ホテルの客室係の人たちは、1時間に300キロカロリーも消費するほどの重労働なのに太った人が多くて、アンケートをとったそうです。その結果、仕事以外には運動はしていないようです。

つぎにその客室係の従業員に、この仕事だけでもこんなにカロリーを使っているから痩せますよと、教えると、なんとそれだけで4週間後には体重も体脂肪もぐんと減ったらしいです。(ハーバード大学の実験)

同じ生活でも、これは痩せるんだと思い込むだけで、痩せるなんて、しらなきゃそんですよね。

なんだかプラシーボ効果(偽薬)のような話です。映画 コントロール (2004)を思い出してしまいます。ハーバード大学での実験は、痩せるほどの仕事をしているはずなのに、認識がないだけで、痩せなかった。認識させる、痩せるんだと思い込ませることで、痩せた。思い込みが結果を生んだ、というもので、偽薬とは若干違うのですが心の不思議が面白いです。

寿命についても番組で取り上げていました。

年を取ることは知識や経験が豊富になるからすばらしいと前向きに考える人(ポジティブな人)と、老いることで自分は役に立たないと否定的後ろ向きに考えてしまう人(ネガティブな人)を比べると、ポジティブな人のほうがぐんと長生きしているそうです。

心理が行動に与える影響として、ネガティブな人はいつもあきらめがちで健康を維持する努力や運動をしないが、ポジティブな人はやればできると健康に気を使い、運動の習慣をかかさない、その結果、長生きにつながるようです。

身体の中では、ストレスを受けてもそれが悪とはとらえなかったり、なにがあっても、ポジティブに考えることで、同じ状況においても、心臓の血管が収縮しないようです。身体の負担にならない。ストレスや緊張でドキドキする場面さえ、「血液がどんどん送られているわ」と肯定的に考えることのすごさです。それで病気にもならない。本当にポジティブです。

またストレスを解消するのは女性のほうがうまいらしいです。嫌なことがあっても「しゃべる」ことで心臓をストレスのダメージから守るそうです。その結果、免疫機能も高めるようです。嫌な感情はさっさと吐き出してリセットですね。

ストレスが全くないと、かえって「うつ病」を引き起こしたりするようです。

たとえば退職して家にいるとリラックスして、副交感神経が上がるんですが、この状態が長いと、血管が開いたままになり、かえって血流が悪くなるのだそうです。運動もしないと、自律神経の総合力がますます落ちて、より血流が悪くなるのが原因だそうです。

なにもしない生活は身体にも良くないようです。

緊張してドキドキするストレスはうまく使うことでプラスにもなる「チャレンジ反応」

例えば試験の時の、ドキドキ。ストレスで興奮してアドレナリンが多く分泌し、リラックスして試験を受けた人に比べて、成績が良いという結果が出ているようです。

アドレナリンは五感を研ぎ澄ませ意識を集中させるのだそうです。

プレッシャーやストレス、そのドキドキする状況は、自分にはチャンスと思ってもよさそうですね。

ドキドキの状態で、自分はどれだけ努力したか、どれだけ経験を積んだかなどを思い出し、どうすべきかということに全力で集中、こういうことがチャレンジ反応というものを生むようです。

チャレンジする人には、血管の収縮はなく、心臓の鼓動は早くなり、アドレナリンは分泌して、高揚感が高まり、自信を持てて、いい結果を生むようです

ストレスが多い生活であっても、恐れることなかれ、ピンチもチャンスに!とてもためになりました。

「ストレスやダメージから最も早く立ち直るには、何をするべきか」

最後に興味深かったのは、ストレスやダメージを受けたときの解消するのに最も効果のあるものはなんでしょうというものです。

なんだと思いますか?

それは「ボランティアをすること」なのだそうです。

自分が立ち直るための、もっとも早い方法がボランティアだときいて、ボランティアの経験のある人なら、わかる、と感じた人は多いと思います

「自分が辛いときこそ、人のために何かをする」この一見逆とも思える方法が、効果的というのは不思議ですね。

この例として2013年4月のボストンマラソンを上げていました。あのときのテロで、その場にいたランナーや地元の人たちは自主的にすぐにボランティア活動を行って一緒に救助し続けたそうです。

相当なストレスの中、救助活動や献血、懸命に助けの手を差し伸べました。そうした人々、つまりボランティア活動をした人のほうが、PTSD(心的外傷後ストレス障害)から早く回復したそうです。

ボランティアをしているとき、脳の中では、オキトシンという恐怖を鈍らせ勇気をわかすものが分泌するので、自分自身もはやく立ち直ることができたのだそうです。

また、実験でストレス状態のある人が、ボランティアをしてその後どうなったかをしらべると、ボランティア経験のない人の死亡率はある人より30%も高かったらしいです。

現代人が知りたい健康心理学者ケリー・マクゴニガル
今を生きる知恵が詰まっている書籍が流行っています。私のつたないまとめでは伝わり切れません。参考まで紹介しておきます。

こちらのスタンフォードのストレスを力に変える教科書はアマゾンの心理学入門のカテゴリーで1位になっていました。





TEDの日本語字幕つきのサイトがあったので載せておきます。「ストレスを友達にする方法」(字幕がでないときは、画面をタップして右下のCCにスラッシュが入っているかもしれないです。そのCCの上をタップするだけで字幕がでます。

有名なのがこちらのスタンフォードの自分を変える教室 (だいわ文庫)です。

スタンフォードの自分を変える教室 ケリー・マクゴニガル

 

ヨガについてはこんなものも

 

人間には心情を分かち合うことが必要 by カズオ・イシグロ その4

人が小説に魅かれるのは、そこに重要な真実が含まれていると感じるからだといいます。




小説を書く時も、それを必要とするし、読み手は、この物語に重要な真実は含まれているかと考える必要があるといいます。

ノンフィクションで伝えきれない、真実を伝えるのが小説だといいます。歴史書やジャーナリズムは事実は伝えられるが、その苦しみや心情を伝えるには物足りない。
新聞

だから、小説に行きつくといいます。人間はどう感じたのかを伝えてほしいと思うものだといいます。

人間は感情を分かち合うことが必要

私はこう感じた、君も同じように感じるのか。 この思いは伝わるのか。そして読むときも、感じるように書いてくれてありがとう、そう感謝しながら読むといいます。

心を分かち合うことに感謝しているとしめくくっていました。

夜想曲集: 音楽と夕暮れをめぐる五つの物語 (ハヤカワepi文庫)




 

カテゴリー: TV

なぜ、小説なのか by カズオ・イシグロ その3

本2
小説を見てみると、時系列があり、会話があり、それはまるでテレビや映画と変わらないということに気が付いたといいます。

しかし、それなら、なぜ小説を読むのだろうかと、思いをめぐらしたそうです。

映画などでは、成り立ちえない。小説でしか作れない独特なものがあるはずであり、いったいそれは何かということを考えたといいます。




ある小説で、語り手の記憶だけで、話が流れているものがある、それは30年前の出来事が、2日前のものと直結していて、語られる。そのダイナミックな展開、感触に魅せられたといいます。

それは決して映像では伝えきれない、紙の上でしかなしえない、体験できないことだと気が付いたそうです。

その感触というものを体験するために、小説を読む必要があるといいます。

ある物事を思い出すとき、それは写真の様に脳裏に浮かび上がるが、決して鮮明ではなく、周辺はぼやけた絵のようにあいまいで、それを語るにも映像では鮮明過ぎて、感触をつたえられない。

そこにも、小説の価値があるといいます。

人間は真剣な話をするとき、重要な話をするときは、信頼できないものなのだ

面白い例をあげていました。たとえば、久しぶりに会った友人が、「離婚したんだ。でもその選択は最善でよかったと思う。今は自由を満喫しているし、最高さ」といったとして、それをそのまま真に受ける人は、いないといいます。

大人になると、みんな賢くなり、人は方便をいうものだとしっていて、人は決して本心を明かさず、飾って話すものだと学んでいるからといいます。

小説は、そういう信頼できない人間の語り手であり、読むことで、それを見抜くスキルを培うといいます。

そもそも人は自分にも嘘をつき生きていくものだと。

人はどのように、自分に向き合い、ひけらかし、そして避けるのか。

人間は後悔のない人などいない。だからこそ、共感し、同情もする。自分自身を振り返りたくもないし、それでいいだろうという思いで生きている。

そこで記憶というものがテーマになった「忘れられた巨人」(原題 The Buried Giant)の話になりました。

この話は、人々が1時間以上前を思い出せない世界です。原因は山にすむドラゴンの吐く息が、人々の記憶を消しているという話です。

人々は争います。そのドラゴンを守ろうとする人と、殺そうとする人。

つまり忘れたい人と、記憶を忘れたくない人にわかれるのです。恐ろしい記憶は忘れてしまいたい、わすれることで争いも起こらない。しかし、愛する人を持っている人はその記憶を失いたくないものです。

小説はメタファー(隠喩)をよく持ち出すといいます。

メタファーに限らず、言葉というものは、決してその言葉通りではない。さらに小説というのは立ち位置によっても変わっていくものだといいます。


執事の仕事に誇りを持ち続ける主人公が、戦後、時代遅れになってくる状況に葛藤する話ですが、


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しかし次第に、主人公の語る内容がどんどん変わっていき、自分に正直になっていくのがわかるといいます。

信頼できなかった語り手が、信頼できるようになっていく。

読み終わった後、読者が気づかない程度のメタファーが、思い返したとき力強く威力を発揮するということがあるといいます




それが小説の伝えるところであり、その伝わることには重要な真実が含まれていると読み手に感じられるから、小説に魅かれるのだといいます。

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カズオ・イシグロその4は明日

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小説の価値は表面ではない、もっと深いところにある byカズオ・イシグロ その2

カズオ・イシグロの小説は、遠い異国、日本を知ろうとする目的でも世界で読まれていたようです。




イシグロ氏がそもそも処女作を書いた動機は、幼い頃の日本の記憶を保管したい気持ちからであったといいます。

その後「浮世の画家 (ハヤカワepi文庫)」でウィットブリッド賞を受賞して、その地位を確立しました。

しかし、作家として日本にしばられたくないという気持ちから、日本を書くのをやめる決意をしたそうです。

そして、「日の名残り (ハヤカワepi文庫)」を書き上げたのだそうです。

「日の名残り」の構想は、「浮世の画家」の舞台をそのままイギリスにうつしただけのものでした。「浮世の画家」は画家が主人公で、「日の名残り」は執事が主人公です。

しかし、主人公がその時代との葛藤していく姿は同じテーマを扱っています。

イシグロ氏は、「日の名残り」の成功により、日本という枠のしばりから解放されるだけでなく、大きな発見があったといいいます。

物語の舞台は重要ではないということです。

大事なのはアイディアだといいます。

アイディアは抽象的ではあるけれども、そのあらすじを、2,3のセンテンスにまとめあげたときに、湧き上がる感情があるかどうか、あらすじ以上のものが熟しているかどうかということを大切にするようしているといいます。

そうなると、あとはどの舞台でも、ジャンルでもいいわけで、それがかえって、小説を書き始めるとき、舞台設定を困難にしてしまっていると明かします

自由になりすぎて、選べないということです。

わたしを離さないで (ハヤカワepi文庫)
(原題 Never Let Me Go)では、はじめの舞台設定がうまく合わず、結局、3回変えたといいます。

結局このテーマはSFを舞台にすることが一番よく合うということになったらしいです。

小説の価値は、どの時代かどの場所か、過去なのか現在なのか、未来なのか、SFなのか、怪奇なのかも関係ないといいます。小説の価値は、そんな表面にあるものではない。

小説の価値は、もっと深いところにある。




だから、どの舞台でもいいのだけれども、その価値が、生き生きとする場所を探す必要があるといいます

本

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