肩こり解消するには僧帽筋を動かす

Yoga&Healthy muscle

「どうしてヨガをやってみようと思いましたか?」
と聞くと。
「肩こりがひどくて・・」
と。




実は、私も、ヨガを始めるきっかけは、首も回らないほどのつらい肩こりが原因でした。

気も小さいせいか、ストレスがすぐに肩にきて、いろいろ悩んだりすると、もう肩ががちがち。

そんな、ある日、本屋さんで、「シンプルヨガ」というタイトルの本をみつけました。

ヨガってどんなことするのか、まったくイメージできませんでしたが、なんだか、その響きが、身体を治してくれそうで、衝動買いしました。

DVDがついていて、とても、簡単。テレビの前のちょっとしたスペースで十分。音もしないので、夜でも、朝でも、隙間時間に、ただ、見よう見真似で、数日やってみました。すると、本当に、あっというまに、コリがとれ、軽くなったのです。

それから、ヨガにはまりました。

そのときは、何がよかったのか、わかりませんでしたが、インストラクターになって、身体のことを学ぶうちに、その肩こりの解消に一番効率の良いポーズなどが解剖学的にも理解できるようになりました。

とても、簡単です。
僧帽筋
首、肩周辺にある筋肉の血流を促すことです。

その中でも背中についている、僧帽筋という筋肉を動かすことが効果的です

僧帽筋は、耳の後ろから肩にかけて、そして背中の中央まである大きな筋肉です。

首に関しては、僧帽筋に加え、胸鎖乳突筋という筋肉が首の傾きに作用しています。

左右非対称な姿勢で作業をしていると、一方の首筋の筋肉が緊張状態のまま、とても負担をかけた状態になっています。血流も悪くなっています。

ですのでこういった筋肉を動かして、血流を促せば、疲労物質がながれ、筋肉もほぐれて、痛みも解消されていきます。

さらに、全身の血流もよくするため、全身運動を加えれば、効果的なのです。さらに僧帽筋の血流も増すでしょう。

長時間デスクワークをしていると、当然、僧帽筋は動かず、首の筋肉も緊張し、血流も悪くなります。

運動不足がつづけば、筋肉に疲労物質はたまり、疲れがとれないまま、またデスクワークというような悪循環になっているかもしれないです。

予防するには、やはり、同じ姿勢を避けること。休憩を入れて、少し身体を動かすことが大事です。

肩や首のコリが気になるときは、背中上部の僧帽筋を収縮するような体操を、休憩時間にしてみるといいかと思います。

ちょっとした僧帽筋の運動
①手を後ろで組んで、肩甲骨を引き寄せる。
②胸をひらき、後ろで腕を軽く引き上げる。そこで30秒キープ。
③今度は胸の前で指を絡めて手をつなぐ
④吐きながら、腕を水平に突き出し、手のひらは自分のほうに向けて、手の甲を押し出す。おへそを見るようにして、背中をまるめて、肩甲骨を開いていく。30秒キープ

3セットほどやるとすっきりします。

ちなみに、首はぶんぶん回さないようにしましょう。首の骨、頸椎には神経がたくさん通っています。それを傷つけることにないように注意しましょう。

首はそれほど、回さなくても、僧帽筋への血流の回復から、かなり肩はほぐれてきます。

ただ、胸鎖乳突筋などの緊張をほどくためには、軽くゆっくり右、左へと振り向くようにして、30秒キープを3セットから5セットする程度でいいかと思います。




ヨガでは、身体をツイストするポーズがいろいろあります、そのとき、必ずゆっくり後ろを振り向くような動きが加わります、その動きも肩や首のコリや緊張をほぐす役に立っていると思います。

 

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