群馬県中之条町での10年以上に及ぶ研究があり、それは中之条の奇跡ともいわれているようです。
2000年から実施された町ぐるみのウォーキングについての研究です。
5万人について、一日の歩数と、時間を計測して、病気との関連を調査し、データーを集計し続けています。
その結果、一日8,000歩、その中に早歩きが20分程度あることが多くの病気の予防になるといいます。
他にも、一日5,000歩、その中に早歩きが7.5分(1,000歩)程度あると認知症になりにくいなど、具体的な病気の予防に必要な歩数が示されています。
一日7,000歩、その中に早歩きが15分(2,000歩)程度あると動脈硬化や骨粗しょう症、がんなどの予防になるらしいです。
歩くことで心臓から血液を流すだけでなく、足の筋肉から血液を戻すことで脳の血流をよくすることができたり、運動によって成長ホルモンなども出るので良い結果を生んでいると考えられます。
健康のためには中強度の程よい運動が一番いいようです。ウォーキングの際はちょっと大股で早歩きを入れるようにして疲れたら普通に戻すというような方法です。
ある程度の年齢になったら、無理してジョギングなどしなくても、少し早歩きを加えた8,000歩程度のウォーキングがちょうどいいようです。
長距離のジョギングは関節を痛めてしまったり、その過度なトレーニングは高齢になった身体には負担がかかるようです。日常のジョギングなら、おしゃべりしながら走れる程度の強さまでが健康維持にはいいでしょう。
中之条の研究により、このような書籍も出ています。
タイトルはショッキングな感じがしますが、ある程度の運動は必要ということを書いています。運動は軽すぎても強すぎてもよくないようです。
私もウォーキングをしたいと思いつつ、意志が弱いので、残念ながらできていません。
しかし、外へ行くのがおっくうな意志の弱い私でもヨガで同様に健康を維持できている気がします。
ヨガもウォーキング同様にふくらはぎをはじめ、下半身を強化します。全身の血液の流れが促されるのでいいと思います。
太陽礼拝というヨガの有酸素運動は心肺機能を高める働きもあります。
いろいろなポーズをとることで、下半身だけでなく、全身をしっかり動かして、ほど良い疲れを実感でき、身体が元気になるのが感じられます。
これだけが私の唯一の健康法です。
世界中のヨガのインストラクターを見ても、90歳を超えて元気で働いている人が多いので、ヨガによる健康への効果は期待しています。
中之条の研究と同様に、ぜひヨガをしている人の健康も、集計をとってみてほしいです。感覚ではなくデータで見てみたいです。