膝関節の痛みを改善するスクワット

Yoga&Healthy muscle

大腿四頭筋の硬さは、膝周辺の結合組織を酷使してしまう・・・の続きになります。

結局、いつも思い知らされることですが、人間は動き続けなければいけないということです。

筋肉や結合組織に、しっかり血液を循環させてその健康を維持しているからです。動かなければ、滞り、酸素も栄養も行かず、組織は老化し硬くなるでしょう




なので、膝に痛みを感じたら、それを改善するためには、動かないように固定するばかりでは、あまり良くないということです。

たとえそれが、加齢による変形性膝関節症のようなものでも、サプリメントを飲むよりも、運動をすることが改善につながるのです。

もちろん、なにか炎症がある場合、少し動かしても痛みがあるほどひどい場合には、それを悪化させることになります。専門家の治療を受けることが必要です。

しかし、それほどひどくない、もしくは予防段階であれば、痛みのない範囲で、軽いものからでいいので、動かすことが必要なのです。

いろいろなメディアでも、すでに奨励されていますが、膝の痛みを感じたら、膝の曲げ伸ばしの運動を行うことで解消されます。

それは、関節の血流を促することで、関節の健康状態を取り戻すことになります。関節のクッションとなる軟骨に血流が促進され、プリテオグリカンという軟骨の主成分である物質も関節の曲げ伸ばし運動により増えるということです。

曲げ伸ばし運動は、腿の筋肉も鍛え、動かすので、硬くなった大腿四頭筋も血流がよくなり柔軟にもなります。

うちの教室の生徒さんの家族に、膝の痛みのある人がいる場合に、よくおすすめするのは、軽いスクワットです。

またスクワットは体幹も鍛えるとても優秀なトレーニングです。雨の日でも、忙しいときにも、ちょっと5分あればどこでもできます。あとは意志力・・・

(スクワットのコツ)
スクワット
①できれば少し大きく足を開く。足先を少し外に向けて、膝の向きも足先のほうに向ける。(不安定なら、何かにつかまる。)

②椅子に座る要領で、お尻を後ろに引きながら、ゆっくりしゃがむ。決して膝から曲げない(膝は足先以上に、前に、行かないように。)下腹に力を入れて背筋のばす。胸も開き、肩下げる。骨盤は少し前傾している。膝を内側に落とさない。(膝は足先のほうへ向けたまま。足先の向きを膝の向きをそろえることで、膝関節にだけ体重が乗ってしまうのを防ぎます。膝に負担かけ過ぎないように)

③ゆっくり元に戻す。足を延ばしたとき、膝関節を押し込まない。

足の筋肉や腹筋が弱い人は、膝を前に突き出すようにして、しゃがんでしまいがちです。

状態を腿の筋肉で支えられず、膝を前に出してしゃがんでしまいます。
また腹筋がないので、体幹を安定させられず、骨盤を前傾して背筋を伸ばせられないため、上半身を立てたまま、膝を突き出すことで、しゃがもうとするためです。

裏を返せば、効率のいい(筋肉を使わない省エネルギーな)しゃがみ方なんですが、それではトレーニングにならないので・・・また上半身が重い人であれば、膝関節に負がかかりすぎて、痛めてしまうこともあります。そのためにも腿の筋肉を使ってしゃがむことは大切です。

つらくなってから、毎日、意志力を持って予防のトレーニングをしなければならないというのも、大変です。

なので、日々よく動くことが大切です。

階段を使いましょう。よく歩きましょう。




使い過ぎて疲れた時は休ませて、戻ったらまた動かすのがいいのです。
休ませたままでは、今度は血流が悪くなり、身体がすっきりしなくなります。

なので、動くのがおっくうでも、しかたないのです。

 

 

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