以前、子供が修学旅行で海外に行くとき、念のためにカードを渡しておこうと思いました。
未成年にクレジットカードをもたせるのは不安なので、デビットカードを作ることにしたのです。
デビットカードは、クレジットとちがい、銀行の残高範囲内で、ショッピングと同時に引き落としされます。貸付機能はないので、万一落としても、多額に使われる心配がありません。
デビットカードで未成年(16歳以上)の家族カードが作れるのは、スルガ銀行だけだったので、インターネットから申し込んで作りました。
このことがきっかけで、私はデビットカードを使うようになりました。
小銭がたまらず、清算が早く済み、使いやすさを実感した私は、あちこちでデビットカードで精算するようになりました。旅行の時、ホテルでもクレジットカードと同じように使えて快適でした。
なんといってもクレジット機能がないのが一番安心。VISAの使えるお店ならどこでも支払いができ、プリペイドカード的な気軽さがあります。
デビットカードは、スルガ銀行以外にも、三井住友VISAカードや、楽天銀行などでも作れます。
ネット通販の支払いの時も、クレジットカードは心配なので、デビットカードにしています。
このデビットカード、出先で現金が必要な時は、コンビニエンスストアのATMで現金を引き出すことも可能です。(入金もコンビニエンスストアのATMでできます。)
先日、子供が、沖縄旅行に行くというので、デビットカードの家族カードを再び渡しました。(海外では結局、現金しか使わなくて、それ以来、子供は持ち歩いていませんでした。)
そして旅行最終日、はじめて、子供がデビットカードで現金を引き出そうとしたようです。
しかし旅行先のATMでカードが使えないと、電話がかかってきました。
現金を使い過ぎて、飛行機で空港までは帰れるものの、そのあとの電車賃がないというのです。なんとも、お恥ずかしい話なのですが、カードをもっているという油断がそうさせてしまったのでしょう。
コンビニのATMで現金を出そうと思ったようですが、何度試しても「このカードはご利用できません」となってしまうというのです。
カードが壊れたのだろうか、キャッシュカードも持たせておくべきだった。現金をもっと渡しておけばよかった、など、こちらも焦りました。
子供にも保険的な考えは、かろうじてあったようで、結局、直前に買ったお土産を返品して現金を作ったようです。(レシートがあってよかった。返品できてよかった。)
こんなこともあるものなのかと、親子でいい経験、いえ、教訓になったのですが・・・
カードが使えないというのが気になって、子供が帰宅後、もう一度ATMで試してみたのです。
やはり子供のデビットカードだけがATMで使えない・・・
スルガ銀行のデビットカード係に電話してみました。
すると、このデビット家族カード、ショッピングでVISAカードとしては使えるものの、国内のATMで現金を引き出すことができないというのです。
(親のカードはATMで現金の入出金も、VISAカードとしてショッピングもできます。)
海外ATMでは現金の引き出しにも使えるようですが、ちょっと不安です。海外に行くときなどは、もっと複数の手段を用意しておくべきなのでしょう。クレジットカード(保険がつくのでまあ安心として)、デビットカード、国際キャッシュカード、現金を分けて入れるなど。
しかし、慣れていないって恐ろしいです。
デビットカードも、普段から使うようにしておけば、もっと早く、こういうことに気が付いていたことでしょう。
つい、子供には現金でないと使い過ぎてしまうかなあ、というのがあったもので。
自分だけが、デビットカード使いやすいわ~と言っている場合ではなかったようです。子供には、これに懲りず、参考書代に渡すことにしました。役に立つかもしれません。
デビットカードは使ったら、すぐにメールが来ます。子供が使っても「何買ったの?」と確認できます。いくら使ったかは、すぐにネットで見れます。履歴も見れるので、今月いくら使ったかなどもわかりやすいです。
ちょっとしたトラブルはありましたが、クレジットカードが心配な私にとってはデビットカードは使いやすく安心です。
子供にも、つぎの旅行の時には役に立つかもしれません。
カードの磁気(携帯電話、パソコン、テレビ、鞄の留め金の磁石など結構不安です。)がこわれたりすることも想定して、別にキャシュカードも持たせるでしょう。今回はいい勉強になりました。