痩せるリスクを考えよう。これから産まれる生命や老後の健康に影響します。

Healthy Life

腹
久しぶりにあさイチ(NHKの朝の番組2015.11.2)を見ました。痩せることによるリスクを特集していました。



最近の若い人が、痩せようとして無理な食事制限をしている姿や、スタミナのなさが指摘されていました。

更には妊娠前に痩せていた人から産まれる今の赤ちゃんの体重の少なさ、そして、将来病気のなりやすさを統計で表していました。

痩せた親から生まれると、飢餓状態と勘違いして子供の体質は太りやすく生活習慣病にもかかりやすくなるという現実も示していました。

かつて小さく産んで大きく育てるということもありましたが、その小ささが心配なほどになってきているようです。

早産でなく10カ月で普通に産まれたにも関わらず、3000gを切る現実は健康な赤ちゃんの成長と言えないといいます。最近は妊婦さんにもしっかり食べるように指導するらしいです。

赤ちゃんを授かる前の女性や妊婦さんはしっかり食べることが赤ちゃんの健康のためにはベストです。赤ちゃんを産み、母乳で育てると驚くほど痩せてしまうので、その体力を作っておくという意味でも痩せているのはよくないのです。

また、痩せすぎている人は、40歳過ぎた辺りから急激に体力が衰え更年期が早くきたり、老後の健康にも差が大きく出るという調査結果が示されていました。

ちょっとポッチャリが健康寿命も長いと言われています。BMI24前後が最も長生きできるといいます。

一般の成人女性なら2000kcalは摂取すべきところダイエット志向でカロリーが足りていない人が多いようです。

健康な女性なら基礎代謝は1000kcal あっていいはずなのに、食事制限で筋肉量は減り800kcal 程度の女性がいるようです。生命維持ぎりぎりです。

座ってるだけでも1000kcalプラス500kcalないと正常な生命の維持ができません。
働いて動くことを考えると2000kcal は必要。食べていいのです。食べて運動し筋肉をつけましょう。

筋肉が体温を作っているので、痩せていては体温が低く、冷え免疫力も低下し風邪も引きやすくなります。

体温は本当は37度近くあるほうがいいといいます。37度の体温は、がん化した細胞さえも殺す力をもつので、ウィルスにも病気にも負けない身体になるといいます。もしも、35度台の体温であれば低すぎるので筋肉をつけたほうがいいかもしれないです。

痩せていては貧血にもなりやすく、体脂肪の減少は女性ホルモンに影響し生理不順も引き起こします。

世の中がファッションやスタイルにスリムさを求める雰囲気はあります。

実際、服のサイズも今のM サイズは昔のものより一回り小さいです。

私は最近のアパレルは生地を節約してるのだろうと本気で思っていました。痩せることを強いるムードはまるで、てんそく。文化の後退でしかない気がします。

あさイチでは、10年前のジーンズと現在の同サイズであるはずのジーンズを比べていましたが、ボタンのところで10センチ近く開いてしまうほど小さいサイズになっていました。比べてみるとよくわかります。

つまり知らない間に消費者が身体を細く維持しなければ標準サイズを変えない状態に少しずつ変わってきていることにも気が付くべきですね。

自分が太ったからMサイズがきつくなったのではなく、Mサイズで売っているものは、昔のSサイズくらいになってしまっているのかもしれないです。

とにかく、ファッションやスタイルよりも健康が大切と気づく必要があります。

産まれてくる子供の健康、自分自身の健康、人生を楽しめるスタミナは痩せていては得られません。

BMI=体重÷身長÷身長 (例 55kg÷1.58m÷1.58m=22.0)

この数値が25以上だと肥満ですが、18から25が標準です。これが18ないと痩せすぎです。生涯健康で長生きを考えるなら24前後がベスト。

余談ですが脂肪よりも筋肉は重いのでエクササイズすると体重だけが増えることがあります。体積が変わっていなければ体重は気にしないようにしましょう。まずは筋肉をつけることが大切です。

バランスよく食べて運動でスタミナをつけるのが一番です。

うちのヨガ教室にも痩せた若い女性が来られますが、あまりにも筋力がなく心配することもあります。でもトレーニングは裏切りません。若い人は3カ月ほど続けるとすぐに筋肉もついてきます。ポーズも安定して力強さが出てきて体力がついてきているのが、はた目にもわかります。健康的になるときれいになってきます。

タンパク質は筋肉を作るためにも大切。ミスユニバースの栄養面を管理していたトレーナー細川モモさんによると、毎食、片手に乗る分量のタンパク質をとるのが目安だそうです。簡単で分かりやすいですね。



たとえば鮭の切り身と卵一つならちょうど手に乗る分量です。これが一食に含まれる理想の分量。

姿勢がきれいで健康的な人はモデルのように痩せていなくても魅力的だし、本人もその子孫、次世代も元気でハッピーです。

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