私の英語の先生はいまシアトルに住んでいる日本人女性。スカイプで会うと、今日はいきなり髪型が変わっていました。
「髪の毛切ったんですね、夏らしくていいです。ショートカット、とても似合っています。」
「寄付したんですよ!」
髪の毛を寄付する。さすがアメリカは違う。などと思ってしまう私(日本でもあるようですが知りませんでした)、凡人でした。もっと事態は深刻のようです。
「子供の骨のがん、髪の毛が生えてこない、目が弱い、ある部分がないなどがものすごく増えているんです。こちらアメリカでは、肉や作物を大量に育てるときに、多くのホルモン剤をつかったりするので、その影響なのかもしれないです。」
「子供を産む世代の人たちが、これまで摂取し続けたいろいろなものが、生まれてくる子供に影響してきているような気がする。」
先生は動物学も研究しているので、その観察眼からも、的を得ているのではないかと思います。
「その子供たちは、化学物質にも、とても敏感で、すぐにアレルギーをおこしてしまうから、カツラをつけるにしても、本物の人間の、しかもパーマや染色をしていない純粋な毛髪でなければ、使用できないんです。それで髪の毛の寄付が広まっている。」
「まつ毛も、眉毛も生えてこないので、髪の毛をつかって植毛しているんですよ。」
「アメリカに来てから食べ物のアレルギーになってしまい、食材をなるべく家庭菜園している。卵でさえ、自分の家の鶏の卵は大丈夫だけど、買ってきた卵だとアレルギーが出てしまう。」
いったいどこの国の話かと思ってしまいます。
日本より10年は先を行く先進国アメリカの今がこれなんて。
さらに先生は続けます。
「今アメリカでは子供への影響を考えて、オーガニックや食べ物にものすごく気を遣う層と、気を使いたくても経済的に難しい層、そのこと自体の危険性を認識していない層とわかれているんです。」
「大量のホルモン剤の入った肉や野菜の影響で、小学生も近頃はものすごく成長が早い、身長も高すぎる。そのため、老いるのも早い。ガンはものすごく多い。」
食べ物の影響は本当に怖い。
明日は我が身ではないでしょうか。
ふと離乳食のことを思い出しました。
私が子育てしたころから、少しずつ出始めた離乳食の瓶詰。
確かに、赤ちゃんを抱えて忙しくてしんどくて、離乳食も買えてしまえば楽かもしれない。
でも、その瓶詰、本当に安全かどうかわからない。長期間保存できるには当然何かが入っている。その材料も本当に安全かどうか確認しようもない。
因果関係ははっきりしませんが、瓶詰めの離乳食を使い続けた私の従妹、大学の先輩の子供はともに、喘息、アトピー性皮膚炎で、小さいころから本当に大変な思いで子供を育てていました。
それは、たまたまでしょう。原因がそれとは限らない、そんな細かいこといってたら、しんどくてやってられない。と思うかもしれないです。
でも、わからないけど、私なら、もう少し想像力を働かせて考えたいです。
どんなにメーカーが頑張って作っていても、やはり気が進まないでしょう。
もしも、それが原因でアレルギーになってしまったり、免疫力、抵抗力がなかったり、後々何か支障が出たら、それに対処することの方が、大変ではないでしょうか。いま手作りの食事を与える手間のほうがよほど楽なことです。
もちろんそれでも、病気やアレルギーになることもあるでしょう。なにが原因かはわからない。でも、そのとき、「もしかしたら、頻繁に食べさせてしまった瓶の離乳食が悪かったのかも」と悩みたくないです。やることはやった、それでも、避けられないことだったのなら、後悔することなく、向き合えるでしょう。
影響云々よりも、瓶の離乳食。味見をしてみましょう。大人が受け付けられないものは赤ちゃんも当然受け付けないです。
美味しくないものは赤ちゃんもおいしくない。離乳食も普通に作ったものは薄味でもおいしいです。身体に優しいです。
忙しければ、自分で作ったものを冷凍して解凍して、味見をして与えたほうが、よほど美味しいし安全だと思うのですが、、、安全、なおかつ経済的でもあります。
すぐに大人の食べ物を少し分けて食べられるようになります。頑張るのはほんの短期間のことなんです。
老婆心かもしれないですが、やっぱり言いいたい。
家族には安全なものを。
大人になっても、、、