世界一受けたい授業(2016.4.2)からです。
免疫のシステムですが、体内にある免疫細胞マクロファージという細胞が、身体に入った異物をとらえて、私たちの健康を維持してくれています。免疫の詳しいしくみは「自然免疫応用技研」をご覧いただくと参考になります。
免疫力が高いというのは、このマクロファージが活発に働いているということです。
その活動を助けるのが、リポポリサッカライドという物質です。
玄米に多く含まれているようです。
リポポリサッカライドというのは微生物の一つらしく、体内では作り出せないのですが、食事から体内に入ったときにこのマクロファージを活性化します。
ストレスや不規則な生活、特に睡眠不足は良くないようです。マクロファージの動きが悪くなり、免疫力が下がり、病気になってしまいます。
そこで、リポポリサッカライドの含まれる食事を積極的にとることで、マクロファージが再び活性化し、落ちた免疫力を戻せるようです。
一般的な風邪や、インフルエンザだけでなく、糖尿病にもリポポリサッカライドは役に立つようです。高血糖になるとAGEsが増えます。そのAGEsもマクロファージが退治してくれるからのようです。(身体にあまる糖分の害記事はこちら)
他にも骨粗しょう症の予防や、アトピーの改善にも役立つようです。
リポポリサッカライド入りのクリームを肌に塗るとアトピーで荒れた肌もきめ細かく改善するらしいです。
また、肌のターンオーバー(新陳代謝)を促進し、美肌効果があるそうです。肌にツヤが出てくるらしいです。
リポポリサッカライドは、玄米、メカブ、レンコン、ヒラタケ、岩のりに含まれていて、毎日食べれば、免疫力は回復してくるようです。 ヨーグルトも一緒に食べるとさらに効果があるようです。
玄米については、玄米の周りについているヌカにリポポリサッカライドが多く含まれているそうです。玄米ご飯1膳で一日に必要なリポポリサッカライド量の半分以上を摂取できるようです。
私は、ぬか漬けのヌカを毎日まぜながら、小さじ一杯ほど味見で食べるんですが、腸の改善(過去に記事)だけでなく免疫力を高めることにも、役に立っていたのだと驚きました。
免疫力を上げるには、例えば、一日に一回、次のようにとるといいようです。(朝、昼、夜のどれか
玄米 150g(一膳)(全粒粉のそば粉で作った十割そばも同様に含むようです)
メカブ 50g(お味噌汁に入れてもいいらしいです。加熱しても大丈夫)
岩のりの佃煮 5g
ヨーグルト 180g (乳酸菌がリポポリサッカライドを助け相乗効果が期待できる)
乳酸菌の相乗効果、ぬか漬けなら、なおいいのではないでしょうか。昔の和食は本当に素晴らしいと思います。
(レンコン、なめこやじねんじょ(自然薯)もいいようです)
番組の実験では、毎日この食事を続けただけで、マクロファージ貪食能が3週間で5倍以上となりました。
子供のころから摂取することでアレルギーになりにくい体質にもなるようです。摂り過ぎても害はないけれども、一度に大量にとっても効果は増加せず、毎日とることが大切なようです。