最近は本屋さんへ行くことが少なくなってしまって、流行っているものがわかりにくいんですが、ずっと気になっていた本があります。
新聞を開けると、目のつくところに、女のひとがガッツポーズで料理本を宣伝しています。本屋さんへ行ったらチェックしてみようと思っていました。
やせるおかず 作りおき: 著者50代、1年で26キロ減、リバウンドなし! (小学館実用シリーズ LADY BIRD)
内容を読むまでは、あらゆることを想像しました。
いったいどういうことなんだろう、ローカロリーのものを作り置きしておいて、おやつでも食べたいときには、おやつ代わりにでも食べるということなのだろうか・・・
すると、ちょうど、テレビ番組でこの話題の本のことを取り上げていました。
「発見!ウワサの食卓」というテレビ番組で2015.9.1放送されたものです。
50代女性、1年で26キロ痩せという、インパクトのあるタイトルでした。
前半は、トマトダイエットの話でしたが、いよいよ後半。その本の内容が明かされました。
要するに
糖質を控えるダイエット法
作り置きの料理については、特別日持ちするものを考案しているわけではありません。
ただ、おなじ作り置きおかずを作るにしても、しっかり糖質を控えるという点が重要ということでした。
なぜ、糖質を控えるのかというと。
糖質をとると、血糖値が上がり、インスリンが出ます。そのインスリンが脂肪をため込みやすくしてしまうので、なるべく糖質をとらないというものです。
また、肌を老化させる原因は、糖化と酸化。糖質は糖化の原因となるため、糖質を控えるとシミやシワの予防にもなるということにも触れていました。(過去に関連した記事かきました。「甘いものを食べ過ぎるると老ける」はこちら)
うっかり間違えそうなのが、カロリーのイメージと糖質の量は違うということでした。
たとえば、お蕎麦とサーロインステーキならサーロインステーキのほうが糖質が少ないというような例を挙げていました。
糖質を控えるだけでなく、食物繊維の多いおかずを作り置きする
食物繊維には不溶性食物繊維と、水溶性食物繊維があります。
不溶性食物繊維は、キノコや野菜類などに含まれる食物繊維で身体の老廃物を排出してくれます。
水溶性食物繊維は、オクラやワカメ、アボカドなどで、食べ物と結びつきやすく腹持ちを良くしてくれます。両方の食物繊維の含まれている食材はキクラゲです。
酵素を摂り代謝を助ける
酵素というのは、身体の中にあるものと、食物酵素があるといいます。
体内にある酵素は、消化、代謝に作用するものです。
食べ物に含まれる酵素は、食物を分解するのを助け、その結果代謝を助けることになるようです。
生の野菜や果物には酵素が入っています。とくに山芋や大根、カブ、キャベツなどに多いそうです。
納豆や漬物などの発酵食品にも多く入っているといいます。
そういったものも、作り置きおかずで用意しておくといいということでした。
また食べるときは必ず野菜から食べ、酵素を先にとることで食物を分解しやすくして、代謝を助けるように意識するといいようです。
大根おろしは、焼き魚や肉にも合うので、酵素としてとてもいいようです。
作り置きおかずの例
「いなりギョーザ」・・・餃子の皮の代わりに、いなり寿司用の油揚げを使います。油揚げにギョーザの具を詰めたものを焼いて、作り置き冷蔵庫で3日~4日はもつらしいです。
「きのこミックス」・・・キノコ類(なんでも)をごま油で炒めて、だし汁とワカメとで合える。食物繊維たっぷりの作り置きおかず。
「アボカドチキン」・・・ささみ肉をブロッコリー芽とゆでたものを、アボカドとマヨネーズで合える。アボカドは食物繊維豊富です。
「豚肉とアスパラ、キクラゲ炒め」・・・豚肉をごま油と塩コショウで炒め、アスパラ、キクラゲ、中華だしを加えてさらに炒める。
他にも、ヨーグルトソースなど、2,3紹介していました。
まとめると、
糖質を控える=インスリンによる脂肪の蓄積を抑える
食物繊維=排出をよくするためと、腹持ちをよくするため
酵素をとる=代謝をよくするため
この3つに気をつけた食事をすることで、自然に痩せられるというものでした。
本は糖質制限のレシピの一つに参考になりそうですね。