人が小説に魅かれるのは、そこに重要な真実が含まれていると感じるからだといいます。
小説を書く時も、それを必要とするし、読み手は、この物語に重要な真実は含まれているかと考える必要があるといいます。
ノンフィクションで伝えきれない、真実を伝えるのが小説だといいます。歴史書やジャーナリズムは事実は伝えられるが、その苦しみや心情を伝えるには物足りない。
だから、小説に行きつくといいます。人間はどう感じたのかを伝えてほしいと思うものだといいます。
人間は感情を分かち合うことが必要
私はこう感じた、君も同じように感じるのか。 この思いは伝わるのか。そして読むときも、感じるように書いてくれてありがとう、そう感謝しながら読むといいます。
心を分かち合うことに感謝しているとしめくくっていました。
夜想曲集: 音楽と夕暮れをめぐる五つの物語 (ハヤカワepi文庫)