真夏のヒッチハイク

Freetime

今日は、なんてことない日記です。(ヨガ教室はこちら

先週末、人生初、ヒッチハイク待ちの人を車に乗せました。そもそも、ほとんど外出しない私が、みしらぬ人を乗せるなんてことは、たぶん、もう二度とないと思います(笑)




土曜日の昼、コンビニのATMに寄りました。その反対側の歩道沿いで、中学生か高校生くらいの子供が数人、その中の一人が、ノートに「◯◯行き」と書いて、手を振っていました。

「ん?こんなとこでヒッチハイク?」と思ったのですが、とっさには判断できず、コンビニに寄って、用事をすませ、少し気になったので、コンビニを出るときに、もう一度確かめると、まだ暑い中、その子が立っている。今度はたった一人で。

今年は特に暑い夏、37度はありそうな真昼の炎天下。あんまり大変そうなので、反対車線から、大声で、思わず声をかけました。

「ねえ、きみ〜!」(「きみ」なんて、なん年ぶりにいうかな?子供が小さかったときにはそのお友達に何度か使ったっけ、という感じです。)

自分としても、驚きの行動なわけですが、その子供の服装や雰囲気から、息子が通っていた学校の子じゃないかなあと、わずかな親しみが湧いたせいもあります。

「◯◯まで行くの?何人?乗せてあげるよ」と声をかけ、二人の男の子を乗せました。

後部座席に乗せながら、あ〜息子もこれくらいの年頃があったなあって、息子を車で送迎していたころが懐かしくなりました。

乗ってきた少年たちは、とても暑そうで、急いで乗り込み、汗をぬぐいながら

「ありがとうございました!本当に助かりました!誰も止まってくれなくて」

「□□の生徒さん?何年生?」「はい、中3です」「うちの息子、卒業生だから、そうじゃないかなって思ったわ」「この暑いのに、何があるの?」って聞くと「野球の親善試合があって、応援に」「そう、よくヒッチハイク思いついたよね」「バスもなくて、タクシーもこないから、一か八かです」「大変だったね〜」

若い子と話すと、不思議と、こちらの声も自然と高くなります。子供の力って不思議です。

いや、いいもんです。ほんとに。

成績のことや進学のことを短い時間で話をしていたら、すぐに目的地に。

「いくらですか?」「お金?とるわけないやん!」「ありがとうございます!すみませんでした!たすかりました!」

「いいよいいよ、じゃあ、熱中症にならないように気をつけてね〜水分とって。バイバイ〜」

車を降りても、礼儀正しく、こちらが方向転換するまで、並んで「気をつけ」の姿勢で、待とうとするので、「待たなくていいよ〜行って、行って〜」で別れました。

この歳になって、ちょっとした冒険をしたような気分になりました。

向こうもこっちも見ず知らずの人間で、ドキドキです。治安の悪い昨今、こういう体験はお互いに賭けのようなものでしょう。無事いい思い出になりました。(ヨガ教室はこちら




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